一昨年から、一部の県立高校で模擬選挙に取り組んでいた神奈川県が、全県で取り組むようになるそうです。
都内・区部では、今年度に入って、教育委員会によって模擬選挙の取り組みにストップがかかった、との連絡も受けています。
「主権者」をどのように育てるのか。
”生の政治”を取り扱わずに、”架空の政治””仮定の政治””過去の政治”だけで、政治を伝えることができるのか。主権者を育てることができるのか。
大人の力量が問われているのではないでしょうか。(模擬選挙推進ネットワーク事務局長 林大介)
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http://www.asahi.com/national/update/0609/TKY200906090323.html
全県立高校で「模擬投票」や「模擬裁判」検討 神奈川2009年6月9日19時56分
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高校生に、裁判員制度への備えや投票に関心をもってもらおうと、神奈川県の松沢成
文知事は9日、平出彦仁県教育委員長に対し、全県立高校で「模擬裁判」「模擬投票」
が体験できるよう取り組んでほしいと要請した。
松沢知事は、模擬投票は来年の参院選に合わせ、模擬裁判を含めた司法教育も11年
には始めてほしいと求めた。「社会の一員としての自覚と責任が深まることを期待して
いる」と話している。
県教委は07年度から3年間、社会参加の実践的な教育を進める「シチズンシップ教
育実践研究校」を指定。07年夏の参院選では相模原市の相模原高校など4校が模擬投
票を実施。横浜市の金沢総合高校では模擬裁判を体験した。
しかし、同県の県立高校は144校あり、在籍者は計約11万6千人。県教委高校教
育課は「前向きに議論していきたい」とするが、教員の指導や専門家の協力が必要とな
るため、全生徒が体験するのは難しいとの声もある。
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2009/06/09
ブログカテゴリ: ニュース