+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
「未成年”模擬”衆議院総選挙2005」
投票結果を公表しました!
↓↓模擬選挙実施報告を見る!!(PDF版)↓↓
ダウンロード mogisenkyo2005result.ver3.pdf (174.5K)
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
未成年者6754人が参加
先月の衆院選模擬投票
先月行われた衆院選について、NPO法人「Rights(ライツ)」(東京)の呼びかけで、未成年者による模擬投票が行われ、その結果がまとまりました。それによると、比例選の各党得票率は自民党36・4%(実際の得票率38・2%)、民主党32・1%(同31・0%)、共産党12・2%(同7・3%)、社民党8・3%(同5・5%)、公明党7・6%(同13・3%)などの順。上位の得票率は実際の選挙結果に近いものでした。
投票は12都道府県の42校のほか、街頭やインターネット、ファクス、郵送でも行われました。投票総数は6754票(有効票6099票)で、投票総数と中学、高校などの参加校は2年前の衆院選、昨年の参院選を大きく上回りました。
東京都立武蔵高校では、実際の投票日2日前の昼休みと放課後に行われました。3年の政治経済担当の松田隆夫先生が呼びかけ、校内放送やポスターで知ったという1、2年生も参加。投票所の社会科室には各党のポスターや選挙公約(マニフェスト)が張られていました。生徒たちは、係から投票用紙をもらい、自分の住んでいる小選挙区、比例選、そして最高裁国民審査の順に、名簿などで確認しながら投票していました。
1989年から模擬投票に取り組んでいる松田先生は、「生徒たちには『親と話してみたら』とアドバイスしました。政治のことは意見が異なってもけんかにならないから、親とのコミュニケーションにいいのでは」と話しています。ただ今回、3年の投票率は、前日に体育祭があったせいか前回の衆院選より低い47・5%でした。
また埼玉県のある県立高校で、投票理由を聞くと、「郵政民営化に賛成かどうか」「国の借金をどう考えているか」「憲法9条」など、各党の政策を比較しながら投票していることが分かりました。
ライツ常務理事の林大介さんは「模擬投票によって若い人が、ナマの政治について考えるチャンスができる。そうすれば有権者になった時にも役立つはず」と話します。世界173か国中149か国では、18歳以下から選挙権があります。若者の投票率低下が話題になる中、政治に関心をもたせるためにも模擬投票がもっと広がってほしいと思います。(中2・古橋櫻子、高1・諏訪正太郎、平端祐里、高3・松本真実記者)
読売新聞(ヨミウリ・ジュニア・プレス) 2005年10月6日夕刊