+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
「未成年”模擬”衆議院総選挙2005」投票受付中です
「未成年”模擬”衆議院総選挙2005」に投票する!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
「窓~論説委員室から」
若い世代を信じるか。目立たないが、それも総選挙の対立軸のひとつだ。
炎天下の東京・渋谷駅前に、NPO法人「Rights(ライツ)」の大学生らが手作りの投票箱を抱えて立った。未来の有権者に政治に興味を持ってもらおうという「未成年模擬投票」だ。
16歳の女子は自民党候補を選んだ。「家の近所で話したことがあるから」。17歳の男子も自民党。「民主党は公務員の給料を下げるというから」。18歳の女子は民主党を。「小泉首相のイメージが嫌い」
ライツ代表理事の辻山哲平さん(22)が言う。「声をかけた時は『わかんない』という反応でも、いざ投票となるとしっかり判断する子が多い」
超少子高齢化時代に、税や社会保障の負担は若い世代にいっそう重くなる。だからこそ、未来に責任を持つ若い世代の意見をできるだけ政治に反映させたい。こんな思いから、ライツが選挙権年齢の引き下げを求める運動に取り組んで5年になる。
世界では下院(衆院)選挙の選挙権を18歳以上としている国がむしろ普通だ。国内でも、住民投票条例で18歳以上に投票権を与える自治体は珍しくない。
「18歳選挙権」に各政党の賛否はくっきり分かれる。主な政党で反対しているのは自民党だけだ。総選挙では民主党や公明党、社民党、共産党が政策に掲げる。
模擬投票にはネットでの参加もできる。詳しくはhttp://www.rights.or.jp/へ。