杉浦正和(すぎうらまさかず):芝浦工業大学柏中学高校社会科教諭
私は授業で時事問題を取り上げ、ディベートで社会問題を討論させてきました。が、高校生の意識調査をして、高校生が政治の最大イベントである選挙に関心がかなり低いことに改めて気づきました。
政治家に関心がなくては現実の社会参加に結びつきません。そこで、社会科教員と生徒会に呼びかけて学校で国政選挙の模擬投票を実施することにしました。
授業ではじっくり時間をとれませんが、選挙情勢や政策対比の社会科通信をプリントで全生徒に配付して、放課後に生徒昇降口で生徒会が模擬投票を受け付けます。これだけでの仕掛けでも、本当の投票に行くつもりになって生徒が政党・政治家選びに取り組むのです。
中学高校生が真剣に選挙に取り組む様を、実際に見てみませんか。