アメリカ大統領選挙を報じるニュースが増えてきた中、アメリカでも模擬選挙(Mock Election)が行われています。
アメリカで模擬選挙を呼びかける団体は、出版社のスコラスティック社、Kids Vote USA、National Students/Parents Mock Electon(NSPME)の3団体があります。
・スコラスティック(Scholastic) http://www.scholastic.com/home/
・Kids Vote USA http://kidsvotingusa.org/
・National Students/Parents Mock Electon(NSPME) http://www.nationalmockelection.org/
模擬選挙推進ネットワークでは、2004年、2008年と、全米で最大規模の模擬選挙団体NSPME(2008年は500万人以上の子どもが投票)を視察しており、今回も視察を行います。
そうした中、スコラスティック社の模擬選挙結果は、毎回、早い段階で報じられています。
※スコラスティック社の模擬選挙の報告ページ
http://oomscholasticblog.com/2012/10/the-scholastic-student-vote-results-are-in.html
※NHK「米大統領選 子ども模擬投票」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121020/k10015885071000.html
NHKニュースにありますように、スコラスティック社の模擬選挙には、全米の18歳未満の児童・生徒、およそ25万人がインターネットや郵送で投票に参加しています。
(ちなみに、スコラスティック社を含め前述の3団体の模擬選挙においては、前回の大統領選挙時には総計700万人以上の子どもが投票)
オバマ大統領の得票率が51%、ロムニー候補が45%で、子どもたちが考える選挙の争点もは「経済」や「医療保険改革」とのこと。
確かに、大統領選挙で焦点となっているテーマと同じで、子どもたちも、おとなと同じように考えているのだということがよく分かります。
そして、模擬投票と同時に行われた調査では、67%が「親と大統領選挙について話し合ったことがある」と答え、90%が「将来、大統領になりたい」と答えたとのこと。
日本の模擬選挙も同様で、模擬選挙を行うことで、「テレビの中の政治」が、「身近な政治」につながっています。
子どもたちは、有権者でなくても、主権者。
未来の有権者が、自分の町について、日本のこれからについて考えることは、主権者意識を育むためにも大事なことです。
おとなだけで議論するのではなく、未来の有権者とともに、政治を語ってほしい。
日本でも、参議院選挙、衆議院総選挙で模擬選挙に取り組みます。
未来の有権者を育てる模擬選挙、皆さんのご支援・ご協力をお待ちしています!