硤合宗隆(そあいむねたか):玉川学園高等部公民科教諭
「模擬選挙は私の授業のテーマ「現実を教室へ」を実践するのに大変役立っており、生徒達にとっても大変教育的効果が高いアクティビティと考えています。授業は、1時限完結ですが、選挙公報や各政党の主張を新聞紙面で比較してディスカッションを行った後、投票理由だけ一言書いて無記名投票させています。
「これは本当か」「いいことしか言っていない」など率直な意見が飛び交い、自然と批判的能力が養われ、このような経験から自分達の社会を作っていくという意識の芽生えが感じられます。
授業のポイントは、まず、ディスカッションしやすい雰囲気を作り出すこと。そしてどのような信条であれ、理由を明確に述べられるようにすることです。グループによっては、白熱した議論となり時間が足りなくなるかもしれません。
展開の仕方によっては様々なテーマに応用できますので、ぜひ導入してはいかがでしょうか?」