後藤雅彦(ごとうまさひこ):新潟市立鳥屋野中学校教諭
模擬投票の授業を受けた生徒たち(中学3年)に対し、卒業後の1年後(高校1年生になった)に模擬投票のことを聞いたところ、模擬投票を投じたことを「はっきりと思い出せる」と答えてくれた生徒が、全体の6割にも達していました。
模擬投票というあの一票で、強烈に焼き付いた授業を、懐かしく振り返ってくれました。そうした中から、「あのときあの授業をしなかったら、政治に対する関心を持たないままだったと思う」と言ってくれた言葉に、逆に、社会科教師として、どれほど勇気付けられたことでしょう。
模擬投票は、改めて、政治や選挙について、生徒と教師とが共に主権者として学習できる、貴重な学習機会であることを教わりました。もし、迷われている先生方がいらっしゃるなら、そう、勇気を持って、実践してみてください。生徒から教わること、大、です。